ついにすべてのパターンの最適解探索が終了した。
これにより、FREE配置が1,2,3,4個いかなるときでも最適解を構成する一次元データが即座に得られる。(一次元というのはいわゆるIDのようなもので、ちょっとこれを組に変換する関数をつけば直ちに最適解を示す1~4次元のベクトルを得られる)
まず気になるFREE4個配置可能時のPO率は、1535.8%である。
したがって、平均としては、シンキングタイム時にFREE4個配置可能な場合、15倍の配当が期待できることになる。
これまでの結果をまとめると、
FREE0個配置 7.6%
FREE1個配置 43.8%
FREE2個配置 189.9%
FREE3個配置 488.2%
FREE4個配置 1535.8%
ということになり、このデータから最初に+FREEのマスがどれくらいの確率で存在するかで、ビンゴバルーンで「勝てる」かどうかが分かる。
その前にちょっと20日くらいかけて得られたデータが正しいか確かめる。
シンキングタイム終了前、以下のようにバルーンが配置されていたとする。
このとき、FREE4個を置けるとすればどのように配置するのが最適か。
上記の場合、5個ラインにオッズアップ2個をかぶせて確定6倍とするのがよいか、
それとも5個ライン2つを狙いに行くのが良いか、はたまた7個ラインリーチを狙うのがよいか、さらには4個ライン×2の確定と5個ラインリーチなどを狙うか、などいろいろな考えが出てくる。
これを最適解データを使うと、この配置は{6,7,12,14,18}なのでIDは38094である。
このIDの最適解(一次元)を参照するとPO率が753.86%と出て、およそ7.5倍返し。
最適解はID2532であり、これは組にすると{2,5,9,22}。すなわち
これが最適配置となるらしい。5個ライン2つを狙いに行って、さらに4個ラインも成立しやすいような配置となっている。
ではいよいよ本命。ビンゴバルーンで勝てるのか否かを計算する。
ここまでの議論により、以下の結果が判明している。
FREE1個がx*(4/5)+y*(19/30)
FREE2個がx*(1/5)+y*(1/3)+(1-x-y)*(19/46)
FREE3個がy*(1/30)+(1-x-y)*(2/23)
FREE4個が(1-x-y)*(1/230)
xは初期+FREE1個が配置される確率、+yは初期FREE2個が配置される確率である。
1-x-yは当然ながら+FREE3個が出現する確率である。このあたりは確率の定義から自明。
あとはこの各出現率に各FREE個数による期待値を代入すると…。
上のグラフで、1.0という値を超えているような部分が一応「勝てる」場合に相当する。
もう少し具体的に言うならば、上記の期待値は1.27567 - 0.545465 x - 0.202532 yとなるため、これが1より大きい、すなわち
上のグラフで、青い線より
下の位置に{x,y}の座標が存在すればよい。
もちろんいうまでもなく、確率は1までなので縦軸の1より大きい部分は意味をなさないので、実際は上のグラフより上かつxとyは0以上1以下、さらにx+yは1以下の制約がついたりする。
分かりやすいように以下にまとめると
開始時FREEマス1個が50%以上→だめ
開始時FREEマス1個が30%程度→FREEマス2個が60%以下(=FREEマス3個が10%以上)で勝てる
開始時FREEマス1個が10%以下→勝てる
というような具合になる。
なのでFREEマスが常に1個だけのようでは勝つのは難しいといえる。
ついにビンゴバルーンの最適解構成が完全に終了したが、今後どうするかは不明。
なお、この解析に当たり、4個ライン×4と3個ライン×7はまだ情報が不明なため、それぞれ30倍と50倍、という風に推測している。
がこの成立確率は極めて少ないため、あまり気にする必要はない。
もうこれでビンゴバルーンのどこにFREEを配置すべきかとかを考える必要はなくなった…が、正直役立つかと言われれば微妙。やはりいつかアプリ化してもよいかもしれない。
ついでに今後の自作アニマロッタの展開を述べるが、春まで非常に忙しいのでこれを作る余裕は皆無。春になれば再開する可能性あり。配布とかをしても面白そうだがこのブログのアクセス数は非常に少ないので需要がないと判断。
作るとすれば以下のシステムなどを実装予定。
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ワンダフルJPC
このあたりは実装する可能性がある。