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2019年12月8日日曜日

18-3 ヘブンツリーのPO率

おそらくあっているであろうプログラムの元、フロアアップ4種類、そのそれぞれに対してオッズアップの配置15種類を考慮した60パターンのPO率などを求めることにした。
各パターン100000回の試行を行った。だいたい1,2時間程度だっただと思う。
以下、1Fからゲームがスタートするものとする。有効数字そろってないのとかは多めに見てや…。

2FUPのみ→平均3.0F、継続率41.7%
3FUPのみ→平均3.1F、継続率48.8%
2F2F混在→平均3.1F、継続率48.1%
2F3F混在→平均3.18F、継続率54.1%
グラフは上から上記の設定によるフロア別到達確率。初期フロアを1としており、最高フロアは9である。





上記のフロア到達確率を利用すれば、ヘブンツリーで35Fに行く確率も計算できるが今はやらないでおく。

上のグラフは上から1~15行目が最下段2FUPのみのもとで、
オッズアップの配置の組が{なし},{0,2},{0,3},{0,4},{0,5},{2,2},{2,3},{2,4},{2,5},{3,3},{3,4},{3,5},{4,4},{4,5},{5,5}の時の各種回数を与えている。
16~30行目は最下段に3FUP、31行目~45行目は最下段2FUP、2段目2FUP、46行目~60行目は最下段3FUP、2段目2FUPを表している。

横の列は右から配当獲得率(継続率)、1倍以上、3倍以上、5倍以上、10倍以上、30倍以上、50倍以上を100000回中の成立回数で表している。例えば41745と書かれていたらおよそ確率は41.7%であるとわかる。
最後の右の列はPO率を割合で表したものであり、例えば0.745903ならPO率74.6%程度を意味する。

ちなみに、AnimaLotta@2chwikiによると、アニマツリーは以下のPO率らしい。

アイテム別ペイアウト理論値


ODDS無 ODDSx2 ODDSx3 ODDSx4 ODDSx5
2FUP 65.11% 81.38% 97.65% 113.92% 130.18%
3FUP 73.28% 90.22% 107.16% 124.09% 141.03%
表はwikiのものをそのまま貼り付けた。
これと比較すると、一応ヘブンツリーのほうが総じて当たりやすい、ということが分かる。我のプログラム等に間違いがなければ。

間違いがないであろうことを確認するため、念のため上の表と同じデータが得られるかチェックする。ODDS無の2FUPのとき、我のプログラムによると、PO率は65.7%と出た。これは非常に近い値になっている。次にODDS5倍が配置され、かつ3FUPが配置されているときも計算してみたら、140.9%となった。これはわずか0.1%程度(100000回中100回程度の違い)しか違わないため、プログラムの正当性がほぼ担保された。
なのでだいたいPO率をパーセンテージで出したとき、一の位までは信頼度がかなり高いことが分かる。

上の表から結論を言わせてもらうと、ヘブンツリーは「ほぼ増えない」。
アニマツリーのシークレットゲームであるが、最下段にオッズアップがない場合はいくらフロアアップが発生していようがPO率53%である。これはアニマツリーの最低PO率65%より明らかに少ない。また、最下段に×2と×3あたりが両方ついたとしても、PO率は70%程度であることが多いなど、総じてPO率は低めである。
なにしろ最下段に×5が2つついており、さらに3FUPが最下段に、2FUPが2段目についているというおそらく最高の設定ですらPO率は122%と、アニマツリーのオッズアップ×4がついている場合とあまり変わらないからである。
あと、フロアアップが最下段に2FUPのものしかないとどんなオッズが出ようがPO率は100%を割ると思われる。

いやしかしこうしてみると、確かに設定や配置によってはPO率100%を超えるゲームもあるが、これまでの結果を総攬すると
ビンゴガーデン、チェーンボンバー→最大でもPO率90%台と思われる
アニマツリー、ビンゴファーム、ヘブンツリー、サンダースマッシュ、ビンゴバルーン、ハッピーフラワー、アニマドロップ、クラッシュドロップ→PO率100%超えの設定は可能
ハニーエイト、ハニーファイブ→最大PO率100%に届かない説濃厚
サンダーブレイク→不明


なお、現時点でインターネット上に公開されているアニマロッタの確率に関する情報は、メダルゲーム掲示板とアニマロッタのWiki(マイナーだが)であり、ここにビンゴガーデン、チェーンボンバー、アニマツリー、ワンダーチャンス、JPCのPO率が掲載されている。
ハニーエイトはたまにPO率が60%ちょっと云々とかいう話を聞く。
ただこれ以外、PO率に関する情報はアニマロッタではないと思われる。
カラコロッタではバブルクラップとあにまだま以外、たしか求めていた人がいたと思う。
あにまだまはかなり昔、我が消し玉出現率と配当出現率ごとに集計させたがなんか需要がなさそうだったので公開はやめた。


余談:アニマロッタとはあるラウンドワンで遭遇した。そのラウンドワンはもう閉店したが。メダル30枚無料チケットで興味をひかれたカザーンをやっており、その隣にアニマロッタ(初代)があった。カザーンに飽きた後、アニマロッタにはまったのがきっかけ。たぶん2012年だと思われる。