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2020年7月6日月曜日

HIT処理全般(2)

謎の不具合が発生したがその原因は組→ID変換においての第4項のシグマ内の、単純乗算との混同の勘違いによるものだった。何を言っているかわからないと思うので、これはおいておいて、とうとう最適解をしゅっと与えるプログラムが完成し、それを視覚化した。
赤色が入賞バルーンで、黄色が最適解(平均払い戻し率最大)を与えるバルーンの配置である。なお、上の段から順に配置可能FREE数は4,3,2,1とした。
おまかせオートなどとは違い、しっかりと7個ラインや、5個ライン×2、そしてオッズアップの配置、さらに7個ラインリーチまでも考慮されていることがわかる。
本来は最適解の後に払い戻し率のデータがあったが、よく考えればここから1140通りの残り3球を考えてオッズの平均をとればいいだけなうえ、そもそも最適解をすばやくみつけることが重要なので、この辺りは気にしなくても良い。

なお、オッズアップの位置はいわずもがな赤色バルーンのあるところならばどこでもよい。一応上のほうから順番に、赤色の部分をオッズアップとするようにしているが、上の画像では下のほうに虹色が発生しているのは、これはかつて行った最適解探知での同一配置を得るための回転や対称移動を行った名残である。例えば右の列の上から3段目は、時計回りに半回転すると、組{1,6,13,15,23}に相当して、このとき若い番号1にオッズアップを割り振る。それをもどして(半回転させて)1が25の位置になっているので、下のほうに虹色が来ているわけである。
このようなことをする理由は、以前も相当これに悩まされたが、処理速度の問題である。
この1パターンを探知するのに、FREE4個ともなると相当な時間がかかり、CPUをフルにして何週間かかけることでようやく全パターンを得られるわけだが、それでも回転や対称移動での同一配置をかなり使っての結果である。

だがこれは逆に言えば、それだけ普通ではやりづらい試行であり、その分このデータの価値は高まる。事実、ビンゴバルーンの最適解について論じている人はこちらの知る限りいなかったのでそれだけ難しい(時間がかかる)ということだろう。

ここからは、各番号により配当期待値を出していってそれを色分けしたり、その後のランダム抽選での配当の偏りのグラフなどの作成も考えており、右側の余白に何を作るか楽しみである。


おまけ:ID→組への変換のプログラムの一部
演出がほぼ不要なのでスナック感覚でツールを作れるが、このあたりはノートにいろいろ書いて考えた。